朝日新聞 be「103歳 私の証 あるがまゝ行く」
日野原重明さんのコラム、毎週楽しみにしています[E:happy01]
先日の「老化」と「老い」は別物
とても興味深く読ませていただきました
以下抜粋です
「男女ともに平均寿命は80歳を超えました。高齢化社会で問題になるのが、「平均寿命」と「自分で自分のことができる健康寿命」との差です。男性ではほぼ9年、女性では13年近く介護を受けたり、あるいは寝たきりで過ごしたりしています。この期間をいかに短くするかが、医療従事者の課題です。一概に「老い」といっても、生物学的の「老化」と、人間的な「老い」は別のものです。人間として抗しきれない老化の中で、いかに生命の意味を見出していくか 「土の器」とも例えられるもろい人間の身体は、ひび割れたり壊れたりもします。それでも私たちは与えられた時間の中で、その器に何を入れていくか、模索し続けるのです。
もし社会が老人を疎んじ、ポンコツ車のように見下すなら、それは真の文明社会とはいえません。必要なのは、社会がもっと交わりの中に高齢者を入れ、温かい心で包み込み、高齢者に「役割」を与えることです。私が日頃から平和の重要性を語るのは、高齢者が居場所を得て輝くためには、社会がまず、平和であることが前提となるからです。」
[E:pencil]与えられた時間の中で「土の器」に何を入れていくか~
模索し続ける~
103歳の日野原先生のお言葉だけに説得力があるなぁ